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久々のヨーロッパの写真です~
私が常に旅していた10年間は、
まだアナログの時代で、デジカメも普及したてだったので
フィルムの写真しか残っていないのと、
仕事で行っていた時は写真を撮りまくってる暇がなかった
という理由から今のように気軽にweb上にアップできないのが現状です。

が!今度の月曜日のMonilipaのイベントで
旅人としてのお話をする機会をいただいたので、
きちんと整理されていなかった昔の写真の封印を解き、
気に入ったものをスキャナーで取り込む作業をひたすらやってました。

お陰でまた、欧州から学ぶこと。シリーズを
始めることが出来そうです~
きっかけがないとなかなか写真の整理ができない性分です・・・。


今回の写真は南フランス・プロヴァンス地方のユゼスという町。
その完璧なまでの中世のたたずまいに
フランスで最も美しい町と言われ
映画のロケにもよく使われるらしいです。

その町並みにほれ込んで一泊しましたが、
その日にこの町にいる日本人は間違いなく私1人だけという自身が
もてるくらい、日本人が歩いているのも珍しい小さな町でした。

で、例のごとく町全体が見渡せる一番高い塔に登り、
上から家並みを見下ろした時のその感動といったら!
今までさんざん色んな町の屋根を見てきましたが、
ここほど感激したことはないくらいの美しさでした!
ゴッホが感動した南フランスの強烈な太陽に焼かれたその古い瓦は、
ひとつひとつ微妙に色が違って味があって・・・

写真をよ~く見ると、屋根の上で修理している人がいたり、
まあるいテラスみたいな所で何かしている人がいたりと、
生活感まで漂ってきます。

町の中でおしゃべり好きのおじいさんにつかまって
色々町のお話を聞きましたが、
この町が好きで、誇りに思っているという
気持ちがひしひしと伝わってきました。

以前にも書いたと思いますが、
尾道の古い瓦屋根もいい感じです。
特に、古いお寺の本葺きの大きな屋根や
古い長屋の長く続く屋根など見ていてあきないです。

残念ながら海岸通りのあたりは
潮や潮風の関係か、木造の家は消え去り
屋根もビルのような陸屋根になっていますが、
昔の地図や写真を見るとその家並みは
本当に絵になるものでした。

かろうじて残っている旧市街の瓦屋根の家並みは
どうにか残していってもらいたいものです。




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